本研究室について

学生の皆さんへ

研究室概要

蔵満研究室では、高出力レーザーを使ったプラズマ科学に関する研究を展開しています。自研究室が保有する超短パルスレーザーのほか,世界最大級の光出力を誇る国内外の大型レーザー装置を積極的に活用しながら宇宙の物理現象の謎を紐解くとともに,これらをヒントにして「明日の人々の暮らし向きを変える新技術」の開発に取り組んでいます.

我々が得意とする研究領域は,「太陽中心部で起こる超高温・高圧の世界」,「遠い宇宙の彼方で起こる高エネルギー密度の世界」です.こうした宇宙の“極限的な世界”を実験室のミクロなスケールで再現することで,我々は天体観測からは知り得ない宇宙の謎に迫ろうとしています.中でも我々が力を入れている研究課題は,

  • 宇宙の高エネルギー粒子生成の謎の解明
  • 核融合発電による持続可能なエネルギー社会の実現
  • 高エネルギー量子線を用いた医療・センシング・セキュリティ技術の開拓

の3課題です.これらの研究課題に共通するものは,その根幹となる物理が宇宙で実際に起きている粒子加速や核融合の原理と密接に関わっていることです.

宇宙から学び,それを私たちの暮らしにどう生かすのかを考えること.それが我々「蔵満研究室」の大切にする研究スタイルです.

研究を通して次世代を担う人材になろう!

蔵満研究室では学生も“一(いち)研究者”として研究プロジェクトに参加し,アメリカ,フランス,ドイツ,ロシア,中国,台湾をはじめとする国内外の共同研究者らとタッグを組んでグローバルに活躍しています.「世界を牽引する人材になろう」をモットーに,国内外の研究者らとの国際交流のほか,海外での研究経験や国際会議での研究発表,論文発表,博士課程進学を強く推奨しています.

蔵満研究室の学生は皆,活気に溢れ,学生自ら進んで研究に取り組みます.世界最大級のレーザー装置である「激光XII号・LFEX」(大阪大学レーザー科学研究所,大阪)や「J-KAREN」(関西光科学研究所,京都)のほか,X線自由電子レーザー 「SACLA」(理化学研究所,兵庫)や重イオン加速器施設「HIMAC」(量子科学技術研究開発機構,千葉)といった学内外の大型レーザー施設での実験にも積極的に参加し,一流の研究者らと一緒になって議論しています.

こうした経験は研究職に限らず,どんな業界に行っても必ず役に立つものです.最近は企業に就職する博士号取得者も増えてきました.生産の機械化やAI(人工知能)の実用化が進み,労働力の需要が減りゆく現代社会において必要とされる人材は,秀でた専門性と技術力を持つ“スペシャリスト”です.時代の流れを先読みして新技術を開発したり,新しいビジネスモデルを提案できる人は普遍的に重宝されます.研究に取り組むことは自身の専門性や技術力を磨くことだけでなく,未来を見通す「目」を養うことでもあります.

蔵満研究室での研究生活を通して次世代を担う人材に育ってほしいと願っています.