先端通信工学講座
Advanced Communications Enginnering


本講座では、大容量かつ高品質なマルチメディア通信を可能とするための高度情報通信ネットワークの工学的実現に関する研究を行っています。具体的には大容量、高品質かつ長距離伝送が要求される光ファイバ基幹ネットワークにおいては、長短パルスの長距離伝送が可能な光ソリトン伝送に関する研究を進めるとともに、トラフィックや電波伝搬路の変動に対する高い柔軟性が要求される加入者系無線ネットワークにおいては、各種の多元接続方式と知的信号処理技術を融合した知的無線通信方式の研究に取り組んでいます。



主要研究テーマ
光ソリトンを用いた超高速光ファイバ通信ネットワーク
大容量(毎秒100ギガビット〜1テラビット)、高品質(誤り率0.000000001以下)、長距離(1000〜10000キロメートル)光ファイバ伝送実現に向けてもっとも有望なキャリアであり、かつ、光ネットワークを構成する各ノードでの情報の出し入れ(ADM:Add/Drop Multiplexing)に優れた光ソリトンの超高速光ファイバ通信への応用に関する研究を行っています。具体的には、分散マネージメント技術による伝送特性の改善についての研究やピコ秒光ソリトンの発生と伝送に関する研究などが現在行っている研究テーマです。
広帯域マルチメディアネットワークおよび知的信号処理
マルチメディアサービスをユーザに効率よく提供するためのアクセス制御およびネットワーク制御に関する研究、ならびに適応信号処理やアレイ信号処理に代表される知的信号処理の基礎理論および応用に関する研究を行っています。具体的には、ソフトウェア無線環境における異種アクセス制御方式共存についての研究や空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access)方式実現に向けての信号の空間/時間/周波数的分離の研究などが現在行っている研究テーマです。

さらに詳しく知りたい方は先端通信工学講座のホームページへどうぞ