Osaka Univ. Ueda lab

ごあいさつ

大阪大学 理学博士 教授 上田 良夫
東京大学大学院理学研究科研究生 1986.4
米国プリンストンプラズマ物理研究所研究員 1986.10
大阪大学工学部助手 1987.9
大阪大学大学院工学研究科助教授 1996.6
大阪大学 大学院工学研究科 教授 2006.7

我々の研究室では、プラズマに関わる研究を展開しています。最近では、プラズマテレビの普及で、プラズマという言葉が広く知られるようになり、話がしやすくなりました。プラズマとは、第4の状態とも呼ばれます。物質の温度を上げていくと、固体→液体→気体と変化します。さらに温度を上げると、気体を構成している原子、あるいは分子が、正の電荷を持つイオンと電子に分かればらばらに飛び回る状態になります。これがプラズマです。我々は、このプラズマを利用した世界的な大プロジェクトである核融合エネルギー開発に貢献することを研究の柱としています。核融合エネルギーとは、重水素と三重水素という水素の仲間を2~4億度に加熱し、重水素と三重水素の原子核を融合させて発生するエネルギーのことです。現在、日本、欧州、米国、ロシア、中国、韓国、インドという、世界を代表する国と地域が協力して、ITER(イーター)という新しい装置をフランスに建設するプロジェクトが走っています。このプロジェクトでは、核融合反応の長時間制御を実証し、核融合エネルギーの実用化への道筋を付けることを目標としています。
我々の研究室では、このような大きなプロジェクトに対して、核融合を起こすプラズマとそれを閉じこめる容器壁が接触することによる様々な固体表面での現象を解明し、核融合エネルギー発生装置に与える影響を調べています。研究室においては、特色あるイオンビーム装置やプラズマ装置などを用いて基礎研究を行っています。また、原子力機構、核融合科学研究所、あるいは日本の多くの大学、さらには、米国やドイツの研究所との共同研究を通じて、大型機器や特殊機器を必要とした研究も進め、広い視野からのこの研究に取り組んでいます。さらに、この研究の中で培った様々なプラズマに関する技術、及び独自に研究を続けてきた超音波技術を生かし、新しいプラズマ応用研究の分野を切り開いています。たとえば、高温で動作する超音波素子をプラズマプロセスで作るという試みを行っています。今後、プラズマ応用の分野をさらに発展させて研究室の第2の柱としていく予定です。
このように多くの研究を進めていく中で、最も大事なことは新しい発想に基づくチャレンジ精神を忘れないことであると思います。そして、何事にも真剣に取り組むことが、次の飛躍へのステップとなります。いろいろな試みを行っても、常に成功するとは限りません。むしろ、失敗することの方が多いと思います。しかしながら、積極的にチャレンジした結果としての失敗は、必ず次につながります。
このような姿勢は、研究以外の活動、たとえば遊びなどでも同じです。何をやるにも積極的に、真剣に取り組むと、その本質が見えてきて、おもしろさがわかってきます。また、遊びの中で、研究のアイディアが浮かぶこともしばしばです。その意味で、よく学び、よく遊べ、という単純なフレーズには、大変に深い内容が込められていると感じます。

皆様がプラズマ、あるいは核融合エネルギーにもし興味を持たれたら、このHPの他の頁も是非ご覧下さい。新しい発見があるかもしれません。
今後とも、プラズマ生成制御工学領域を宜しくお願いします。

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電気工学コース
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